皆さんも一度は聞いたことがあるであろう邪馬台国
勿論、歴史の授業なんかでは「やまたいこく」と呼び習わされ、私たちの頭や耳、そして脳にまでそれが染み付いています。
しかしながら、「やまたいこく」という呼び方は、飽くまでも数ある呼び方の中の一つに過ぎず、「邪馬臺」と書かれることから「やまと」と読み、九州地方の山門や山戸に否定する他、この「邪馬臺」を大和政権に否定する説もありますが、陳寿の編纂した魏志倭人伝には「邪馬壹」とある事から、「やまいつ」と読むこともあるのです。
しかし、どれもこれもピンと来ない。「やまと」は何かと言って平凡で通説に縋り過ぎてるし、「やまいつ」は完璧に「いつ」って言ってるから「臺」の音に対応しません。
そこで、自分は愛用の電子辞書で調べてみることにしました。
漢語林には色々な漢字と、その読み方が書かれています。何と言う優れ物なのだろう!
さて、本題に入りましょう。
「壹」の読み方は「いち」「いつ」「い」、「臺」の読み方は「たい」「だい」ですが、これは飽くまでも現代や近世での読み方であり、「臺」には他の読み方があります。
それが「い」です。
これは、新漢語林の「台」の条なのですが、見て貰えば分かる様に、字音の部分が「イ」と書かれています。
「台」は「臺」に通じ、意味も読みも同じです。
ここでまとめておきましょう。
「壹」の読み方は「いち」「いつ」「い」、臺の読み方は「たい」「だい」「い」であり、この中で共通する読み。それは「い」です。
だから、「邪馬臺」「邪馬壹」と書き方が違えど、どちらも「やまい」として読めるのです。
ちなみに...
隋書俀(倭)國傳に「邪靡堆國」とあるのは、「邪馬臺國」を「やまとこく」あるいは、「やまたいこく」と読んだから、もしくは「邪摩惟國」の誤写ではないのかと推測します😁
http://www2.plala.or.jp/cygnus/R16.html
https://aomatsu123.blog.fc2.com/blog-entry-22.html?sp
http://www2.plala.or.jp/cygnus/R35.html
これらは自分の参考にした文献とそのサイトです。
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次回の歴史調べは邪馬臺國がいかに強大な勢力だったかを、「魏志」倭人伝から読み解いていきます!
是非ともお楽しみに!